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「線状降水帯とは?」

2021年8月5日

最近はゲリラ豪雨が多発し、「線状降水帯」とのことばがNEWSからよく聞かれます。
線状降水帯」とは?なんでしょうか。

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以下(気象庁のホームページ出献)
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を線状降水帯といいます。
毎年のように線状降水帯による顕著な大雨が発生し、数多くの甚大な災害が生じています。この線状降水帯による大雨が、災害発生の危険度の高まりにつながるものとして社会に浸透しつつあり、線状降水帯による大雨が発生している場合は、危機感を高めるためにそれを知らせてほしいという要望があります。
発生メカニズムに未解明な点も多く、今後も継続的な研究が必要不可欠です。

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また気象庁では、線状降水帯による大雨の可能性がある程度高いことが予想された場合に、半日程度前から、気象情報において、「線状降水帯」というキーワードを使って呼びかけます。

顕著な大雨に関する気象情報とは→
 顕著な大雨に関する気象情報は、大雨による災害発生の危険度が急激に高まっている中で、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で実際に降り続いている状況を「線状降水帯」というキーワードを使って解説する情報です。
この情報は警戒レベル4相当以上の状況で発表するとのとです。顕著な大雨に関する気象情報が発表されていなくとも、広範囲で激しい雨が長時間継続するような場合には、甚大な災害が発生する場合があります。顕著な大雨に関する気象情報を待つことなく、災害発生の危険度の高まりを示すキキクル(危険度分布)を活用いただくことが極めて重要とのことです。

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崖や川の近くなど、危険な場所にいる方(土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、災害が想定される区域にいる方)は、地元市町村から発令されている避難情報に従い、直ちに適切な避難行動をとってください。周りの状況を確認し、避難場所への避難がかえって危険な場合は、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。

以上 気象庁のホームページより抜粋しましたが、災害への備えを確実に、いざというときは早めの避難を心がけください。よろしくお願いします。

近年、国土強靭化、防災、洪水対策の観点から、

国土交通省で推進する「流域治水」にかかる様々な施策。

弊社もクロスウェーブの事業を通して、

まちづくりにおける効果的な治水、流出抑制施策への貢献を目指し事業を推進してまいります。

クロスウェーブ工法の設計・施工の実績を積み重ね、

またさらなる新技術開発に努めてまいります。

引き続き今後ともよろしくおねがいします。

 

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国土交通省の施策「特定都市河川浸水被害対策法」とは?(参考) 

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